より速い Wi-Fi、よりセキュアな接続、セルフサービスのインストール
概要
● コスト効率の高い 802.11ac 接続を最大 1.2 Gbps の速度で提供
● Power over Ethernet(PoE)対応のギガビット イーサネット LAN インターフェイスで、柔軟な設置が可能
● キャプティブ ポータルによって、カスタマイズされた役割と権限を使用したセキュリティの高いゲスト アクセスを実現
● コントローラ不要で複数のアクセス ポイントを簡単かつコスト効率の高い方法で導入する、シングル ポイント設定
● 設定が不要で簡単な設置と、簡便な Web ベース設定ウィザードで、すぐに運用開始
製品概要
今日の絶えず変動するビジネス環境では、従業員のモバイル化とコラボレーションがかつてないほど進んでいます。生産性を維持するには、オフィス全体において、ビジネスクラスの信頼性の高い方法でネットワーク アプリケーションにアクセスできることが必要です。Cisco® WAP150 Wireless-AC/N デュアル無線アクセス ポイントは、貴社の社員や来客向けに、セキュリティが強化された高性能モバイル ネットワーキングを、簡単でコスト効率の高い方法で実現します。オフィスのどこにいてもネットワークに繋がっていられます。この柔軟性の高いソリューションでは、多数の従業員の接続を可能にし、さらにユーザの増加やビジネス ニーズの変化に合わせた拡張が可能です。
WAP150 アクセス ポイントは、同時デュアルバンド無線を採用し、モバイル デバイスの対応範囲を拡大しています。Power over Ethernet(PoE)対応のギガビット イーサネット LAN インターフェイスにより柔軟に設置でき、ケーブル接続と配線のコストを削減できます。インテリジェントな Quality of Service(QoS)機能により、帯域幅の影響を受けやすい、Voice over IP(VoIP)やビデオ アプリケーションのトラフィックに優先順位を付けることができます。
訪問者や他のユーザに安全性の高いゲスト アクセスを提供するために、WAP150 アクセス ポイントは、マルチ認証オプションと権限、役割、帯域幅を設定する機能を備えたキャプティブ ポータルをサポートしています。カスタマイズされたゲスト ログイン ページが、「ようこそ」のメッセージとアクセスの詳細を表示し、会社のロゴで貴社のブランドを強化します。
WAP150 Wireless-AC/N デュアル無線アクセス ポイントは、簡単に設定して使用でき、使いやすいウィザードベースの設定で、数分で稼働できます。また、柔軟な設置オプションがある洗練されたデザインで、どのようなスモール ビジネス環境にもなじみます。
信頼性を高め、機密性の高いビジネス情報を保護するために、WAP150 アクセス ポイントでは Wi-Fi Protected Access(WPA)パーソナルとエンタープライズの両方をサポートし、すべての無線転送を強力な暗号でエンコードします。さらに、802.1X RADIUS 認証によって、不正ユーザのアクセスを防止します。
組織の成長に合わせたスムーズな拡張を実現するため、アクセス ポイントはコントローラ不要のシングル ポイント設定を採用しています。これにより、ハードウェアを追加することなく、複数のアクセス ポイントを簡単に導入できます。WAP150 アクセス ポイントを使用すると、ビジネスクラスのワイヤレス ネットワーキングが拡張され、従業員と来客はオフィスのどこにいても接続できます。また、将来的な新規ビジネス ニーズにも柔軟に対応できます。特長
● 同時デュアルバンド無線で最大 1.2 Gbps をサポートし、容量とカバレッジを拡大
● コントローラなしのテクノロジーであるシングル ポイント設定により、複数アクセス ポイントの導入と管理を簡略化、追加ハードウェアは不要
● ギガビット イーサネット LAN インターフェイスで有線ネットワークへの高速アップリンクを実現
● WPA2、RADIUS セキュア認証による 802.1X、不正アクセス ポイントの検出など、堅牢なセキュリティで機密性の高いビジネス情報を保護
● キャプティブ ポータルで、複数の役割と権限によるセキュリティの高いカスタマイズされたゲスト アクセスをサポート
● シンプルな設置と使いやすい Web ベースの設定とウィザードで、導入を迅速に実施、数分で設定可能
● PoE 受電装置(PD)のサポートにより、高価な追加配線なしで、簡単に設置可能● 複数のアンテナ内蔵のスマートなデザイン
● 汎用性に富んだ設置方式で、天井、壁面、デスクトップに設置可能
● インテリジェント QoS がネットワーク トラフィックの優先順位付けをして、重要なネットワーク アプリケーションが継続的に最大の性能で実行されるようにサポート● ワークグループ ブリッジ モードによって、2 番目のイーサネット ネットワークに無線接続してネットワークを拡張
● IPv6 サポートにより、将来のネットワーク アプリケーションやオペレーティング システムの導入を、コストの高いアップグレードなしで実現
● 制限付きライフタイム ハードウェア保証がお客様に安心を提供
仕様
表 1 に、WAP150 アクセス ポイントの仕様、パッケージ内容、および最小要件を示します。
表 1. WAP150 アクセス ポイントの仕様
仕様 |
説明 |
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規格 |
IEEE 802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b、802.3af、802.3u、802.1X(セキュリティ認証)、802.1Q(VLAN)、802.1D(スパニング ツリー)、802.11i(WPA2 セキュリティ)、802.11e(ワイヤレス QoS)、IPv4(RFC 791)、IPv6(RFC 2460) |
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ポート |
LAN ギガビット イーサネット自動検出 |
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ケーブル タイプ |
カテゴリ 5e 以上 |
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アンテナ |
壁面および天井への設置に適した内蔵アンテナ |
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LED インジケータ |
多機能 LED X 1 |
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オペレーティング システム |
Linux |
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物理インターフェイス |
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ポート |
10/100/1000 イーサネット(PoE で 802.3af をサポート)、AC アダプタ(付属)用電源ポート |
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ボタン |
リセット ボタン、電源オン/オフのプッシュ ボタン |
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ロック スロット |
Kensington ロック用スロット |
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LED |
LED X 1 |
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物理仕様 |
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寸法(幅 X 奥行 X 高さ) |
135 X 135 X 38 mm(5.31 X 5.31 X 1.5 インチ) |
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重量 |
350 g(0.77 ポンド) |
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ネットワーク機能 |
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VLAN サポート |
対応 |
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VLAN の数 |
管理 VLAN X 1、SSID 用 VLAN X 8 |
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802.1x サプリカント |
対応 |
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SSID から VLAN へのマッピング |
対応 |
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自動チャネル選択 |
対応 |
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スパニング ツリー |
対応 |
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ロード バランシング |
対応 |
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IPv6 |
対応
● IPv6 ホスト サポート
● IPv6 RADIUS、Syslog、Network Time Protocol(NTP)
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レイヤ 2 |
802.1Q ベースの VLAN、アクティブ VLAN X 8、管理 VLAN X 1 |
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セキュリティ |
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WPA、WPA2 |
対応(Enterprise 認証を含む) |
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アクセス制御 |
対応(管理アクセス制御リスト(ACL)および MAC ACL) |
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セキュアな管理 |
HTTPS |
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SSID ブロードキャスト |
対応 |
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不正なアクセス ポイントの検出 |
対応 |
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取り付けおよび物理的セキュリティ |
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複数の取り付けオプション |
デスクトップまたは壁面 |
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物理的セキュリティ ロック |
Kensington ロック スロット |
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Quality of Service(QoS) |
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QoS |
Wi-Fi Multimedia and Traffic Specification(WMM TSPEC)、クライアント QoS |
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パフォーマンス |
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ワイヤレス スループット |
最大 1.2 Gbps のデータ レート(実際のスループットは異なります) |
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推奨されるユーザ サポート |
無線あたり最大 64 接続ユーザ、10 アクティブ ユーザ |
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複数のアクセス ポイント管理 |
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シングル ポイント設定 |
対応 |
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クラスタあたりのアクセス ポイント数 |
4 |
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クラスタあたりのアクティブなクライアント |
120 |
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構成 |
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Web ユーザ インターフェイス |
組み込みの Web ユーザ インターフェイスによる使いやすいブラウザ ベースの設定(HTTP、HTTPS) |
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管理 |
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管理プロトコル |
Web ブラウザ、Simple Network Management Protocol(SNMP)v3、Bonjour |
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リモート管理 |
対応 |
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イベント ロギング |
ローカル、リモート Syslog、電子メール アラート |
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ネットワーク診断 |
ロギングおよびパケット キャプチャ |
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Web ファームウェア アップグレード |
Web ブラウザからアップグレード可能なファームウェア、インポートまたはエクスポートされた構成ファイル |
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Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP) |
DHCP クライアント |
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IPv6 ホスト |
対応 |
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HTTP リダイレクト |
対応 |
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無線 |
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周波数 |
デュアル無線の同時接続(2.4 GHz および 5 GHz) |
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無線および変調方式 |
デュアル無線、直交周波数分割多重方式(OFDM) |
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WLAN |
802.11n/ac 2 X 2 多入力、多出力(MIMO)と 2 つの空間ストリーム(5 GHz) 2 X 2 MIMO(2 つの空間ストリームに対応、2.4 GHz) 802.11ac で 20、40、80 MHz チャネル 802.11n で 20 および 40 MHz 最大 1.2 Gbps の PHY データ レート 802.11 Dynamic Frequency Selection(DFS) |
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対応データ レート |
802.11a/b/g:
● 54、48、36、24、18、12、9、6、11、5.5、2、および 1 Mbps
● 802.11n:6.5 〜 300 Mbps
○ 20 MHz 帯域幅: MCS 0 〜 15 (サポートされるデータ レート)
○ 40 MHz 帯域幅: MCS 0 〜 15 (サポートされるデータ レート)
● 802.11ac:6.5 〜 867 Mbps
○ 20 MHz 帯域幅: MCS 0 〜 9 (サポートされるデータ レート)
○ 40 MHz 帯域幅: MCS 0 〜 9 (サポートされるデータ レート)
○ 80 MHz 帯域幅: MCS 0 〜 9 (サポートされるデータ レート)
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周波数帯域および動作チャネル |
A/B 規制ドメイン
● 2.412 〜 2.462 GHz、11 チャネル
● 5.180 〜 5.240 GHz、4 チャネル
● 5.260 〜 5.320 GHz、4 チャネル
● 5.500 〜 5.700 GHz、8 チャネル
● 5.745 〜 5.825 GHz、5 チャネル
E(ETSI):
● 2.412 〜 2.472 GHz、13 チャネル
● 5.180 〜 5.240 GHz、4 チャネル
● 5.260 〜 5.320 GHz、4 チャネル
● 5.500 〜 5.700 GHz、8 チャネル
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C 規制ドメイン:
● 2.412 〜 2.462 GHz、11 チャネル
● 5.180 〜 5.240 GHz、4 チャネル
● 5.260 〜 5.320 GHz、4 チャネル
● 5.745 〜 5.825 GHz、5 チャネル
K 規制ドメイン:
● 2.412 〜 2.472 GHz、13 チャネル
● 5.180 〜 5.240 GHz、4 チャネル
● 5.260 〜 5.320 GHz、4 チャネル
● 5.500 〜 5.620 GHz、7 チャネル
● 5.745 〜 5.805 GHz、4 チャネル
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干渉しないチャネル |
2.4 GHz
● 802.11b/g
○ 20 MHz : 3
● 802.11n
○ 20 MHz : 3
5 GHz
● 802.11a
○ 20 MHz : 21
● 802.11n
○ 20 MHz : 21
○ 40 MHz : 9
● 802.11ac
○ 20 MHz : 21
○ 40 MHz : 9
○ 80 MHz : 4
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ワイヤレスの孤立化 |
クライアント間のワイヤレスの孤立化 |
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外部アンテナ |
なし |
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内部アンテナ |
固定内蔵板状逆 F アンテナ(PIFA) |
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アンテナ ゲイン(dBi) |
2.4 GHz で最大アンテナ ゲイン 3.61 dBi 5 GHz で最大アンテナ ゲイン 3.85 dBi |
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ワイヤレス配信システム(WDS) |
対応 |
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高速ローミング |
対応 |
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複数 SSID |
8 |
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ワイヤレス VLAN マップ |
対応 |
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WLAN セキュリティ |
対応 |
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Wi-Fi マルチメディア(WMM) |
対応(不定期自動省電力) |
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動作モード |
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アクセス ポイント モード、WDS ブリッジング、ワークグループ ブリッジ モード |
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環境 |
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電源オプション |
IEEE 802.3af イーサネット スイッチ Cisco パワー インジェクタ:SB-PWR-INJ2-xx AC アダプタ:B-PWR-12V/1.5 A 電源アダプタ(同梱) PoE 電力 ピーク電力:9.5 W |
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コンプライアンス |
安全性:
● UL 60950-1
● CAN/CSA-C22.2 No. 60950-1
● IEC 60950-1
● EN 60950-1
無線の認可:
● FCC Part 15.247、15.407
● RSS-210(カナダ)
● EN 300.328、EN 301.893(欧州)
● AS/NZS 4268.2003(オーストラリアおよびニュージーランド)
EMI および耐障害性(クラス B):
● FCC Part 15.107 および 15.109
● ICES-003(カナダ)
● EN 301.489-1 および -17(欧州)
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動作温度 |
0 〜 40°C(32 〜 104°F) |
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保管温度 |
-20° 〜 70°C(-4° 〜 158°F) |
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動作湿度 |
10 〜 85 %(結露しないこと) |
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保管湿度 |
5 〜 90 %(結露しないこと) |
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システム メモリ |
メモリ 256 MB 128 MB フラッシュ メモリ |
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パッケージの内容物 |
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● 電源アダプタ 12 V、1.5A
● クイック スタート ガイド
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最小要件 |
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● Web ベースの設定:Java 対応 Web ブラウザ
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保証 |
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アクセス ポイント |
制限付きライフタイム |
表 2. Cisco WAP150 Wireless-AC/N アクセス ポイント RF パフォーマンスの表
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最大送信電力(dBm) (チェーンあたり) |
受信感度(dBm) (チェーンあたり) |
2.4 GHz - 802.11b |
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1 Mbps |
16.0 +/- 1.5 |
-98.0 |
11 Mbps |
16.0 +/- 1.5 |
-90.0 |
2.4 GHz - 802.11g |
||
6 Mbps |
14.0 +/- 1.5 |
-90.0 |
54 Mbps |
14.0 +/- 1.5 |
-75.0 |
2.4 GHz ○ 802.11n HT20 |
||
14.0 +/- 1.5 |
-90.0 |
|
MCS7/15 |
14.0 +/- 1.5 |
-74.0 |
2.4 GHz ○ 802.11n HT40 |
||
MCS0/8 |
13.0 +/- 1.5 |
-88.0 |
MCS7/15 |
13.0 +/- 1.5 |
-71.0 |
5 GHz ○ 802.11a |
||
6 Mbps |
16.0 +/- 1.5 |
-91.0 |
54 Mbps |
16.0 +/- 1.5 |
-77.0 |
5 GHz ○ 802.11n HT20 |
||
MCS0/8 |
15.0 +/- 1.5 |
-91.0 |
MCS7/15 |
15.0 +/- 1.5 |
-74.0 |
5 GHz ○ 802.11n HT40 |
||
MCS0/8 |
15.0 +/- 1.5 |
-87.0 |
MCS7/15 |
15.0 +/- 1.5 |
-71.0 |
5 GHz ○ 802.11ac HT20 |
||
MCS0 |
14.0 +/- 1.5 |
-91.0 |
MCS8 |
14.0 +/- 1.5 |
-69.0 |
5 GHz ○ 802.11ac HT40 |
||
MCS0 |
14.0 +/- 1.5 |
-87.0 |
MCS9 |
14.0 +/- 1.5 |
-64.0 |
5 GHz ○ 802.11ac HT80 |
||
MCS0 |
14.0 +/- 1.5 |
-88.0 |
MCS9 |
14.0 +/- 1.5 |
-61.0 |
注: この表は、ハードウェアの最大性能を示しています。地域の規制に従って最大送信電力が低減されることがあります。
発注情報
表 3 に、発注を簡単にするための製品番号と説明を示します。
表 3.
製品型番 |
説明 |
WAP150 |
Cisco WAP150 Wireless-AC/N デュアル無線アクセス ポイント(PoE 対応) |
WAP150-J-K9-JP |
Cisco WAP150 Wireless-AC/N Cisco WAP150 Wireless-AC/N デュアル無線アクセス ポイント(PoE 対応)(日本) |
SB-PWR-INJ2-xx |
Cisco ギガビット Power over Ethernet インジェクタ:30 W |